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Chateau Mouton Rothschild
そうです、あのメドックの5大シャトーのひとつ、シャトー・ムートン・ロートシルトをついに試飲する機会に恵まれました。 
しかも、2001年、1997年、1996年、1988年、1987年、1983年の6つのビンテージを飲み比べる、超贅沢なもの。
ネット上のワインフォーラムで知り合った愛すべきワイン狂の仲間たちが企画したもので、ピエモンテのレストラン「Olimpia」 で行われました。

生まれて初めて口にするボルドーのプレミエール・クリュ・・・。 あぁ、心が逸ります!



レストランに着くと、1988年、1987年、1983年ものはデカンタージュされていました。

それぞれの席の前には大振りなワイングラスが6つ並んでいます。香りをより効果的に引き出すために、このような立派なワインを味わうときにはグラスのセレクトも欠かせません。

試飲は3本ずつを2ラウンドに分けて、若いワインから始まりました。

まず第1ラウンドは、2001年、1997年、1996年もの。

2001年は、デリケートなやさしい香りにまず魅せられました。おしろい、円熟したバラ、ブルベリーやクロイチゴなどのフルーツ香、蝋、甘草、お香などが複雑に絡み合っています。そして、口に含むとしっかりとした酸味があり、タンニンもやわらかですが確かな存在感があり、この先のまだ長い熟成の可能性を感じさせるものでした。

1997年は、2001年に比べ香りも味わいもちょっとラフな感じでした。 一緒に試飲した仲間たちの多くは、「これはまったくバランスに欠けている」とバッサリ(!)。でも、まだ駆け出しソムリエの私にはそれほどひどいアンバランス感は正直言ってよく理解できませんでした・・・。 確かに膨らむような臨場感がなかったのですが・・・。
うーん、まだまだ飲み足らない、修行が足りないのですね。 
どちらにしろ、1997年はボルドーにとっては苦労の多い年だったそうで、難しいビンテージではあったのようです。

1996年は、開くまで少しかかりましたが、ボディもしっかりしており、香りも芳醇で豊かな素晴らしいワインでした。カベルネ・ソービニョン特有のベジタブル香(ピーマン)から、ブルベリーやプルーンなどの濃い色のフルーツ香、甘い香りのスパイス類、メントール、バルサミコ、甘草、革など。 また酸味も凛としていて、メリハリのあるしまった味わいで、味の余韻も長く続きました。 第一ラウンドの中では、もっとも評価の高かった一本です。




さて、いよいよ第2ラウンド。デカンタージュされていた3本の登場です。
いずれも80年代のもの。

1988年は、香り・味・ボディともに最高の出来で、本当に感動的な味でした。 力強いがエレガントで香り高く深みがあって、落ち着いた味わい・・・。 特に、ワインをかみ締めるとはこういうワインについていえるのかというのが身をもって実感できた一本でもあります。 余韻の長いこと・・・! ワインを飲み込んだあと、口の中で何度かみ締めてもその素晴らしい味がずっと続くのです・・・。 これがプレミエール・クリュワインの凄さなんですね・・・。

1987年は、非常に残念ながらコルク臭にやられていました。 1987年は、Philippe de Rothschild時代の最後のビンテージだったので、本当に残念です。

1983年は、1988年に比べ幾分線は細いものの、その分エレガンスが際立つ、こちらも完成度の高い傑出したワインでした。 1988年とは違った個性が光っていて、試飲仲間の間でも、88年と83年で第1位の意見が分かれたところです。 

90年代以降、ボルドーでは有名シャトーの多くが世界を飛び回る署名な醸造コンサルタント(“フライング・ワインメーカー”)を招き入れ、世界市場(特に米国市場)の好みにより適応したワイン造りに移行したことで、それぞれのシャトーが持つ昔ながらの個性が希薄化されてしまったといわれています。その結果、スタイルがスタンダード化してしまいました。 20年近く経った今、再び昔ながらの個性(テロワール)重視へと回帰する傾向が出てきているそうです。

今回の2つのラウンドを通して、その2つの系統の違いを少し垣間見たような気がします。

ちなみに、今回の6本はいずれも(送料込みで)一本150~230ユーロだったそうで、それを試飲会参加者11人で割って、一人あたり95ユーロの参加費でした。 お得!

試飲会からランチへ。それぞれが持ち寄ったその他のワイン(!)を酒に、「Olimpia」のとても美しくおいしい地元料理をみんなでいただきました。 
 




これらはほんの一部です。開いたワインの数が半端でなかったので、途中でついついいい気分になり、写真を撮るのを忘れてしまいました・・・!


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