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ボルドーへ その3 - コニャック

ボルドーへの旅はその後もサンテミリオン、ソーテルヌと中味濃く続きました。
いろいろとお話したいことはあるのですが、それでなくてもたまにしかブログの更新ができない私に加え、フランスワインの話ばかりになってしまいますので、今日は最終回として、旅の終盤に訪ねたコニャック地方のことをご紹介したいと思います。

コニャックはボルドーから北へ約120kmのところに位置する落ち着いた感じの小さな街です。
街の中にはシャランテ川が流れていて、その川沿いに有名なコニャックの蔵元が並んでいます。

「コニャック」は、コニャック地方で作られるブランデーの名称で、白ワインの蒸留酒ですね。
ブドウは主にウニ・ブラン(とは、イタリアのトレビアーノ種のこと)が使われています。
栽培地域には6つのサブ・ゾーンがあり、

1. グラン・シャンパーニュ
2. プティ・シャンパーニュ
3. ボードリー
4. フィン・ボワ
5. ボン・ボワ
6. ボワ・オルディネ

グラン・シャンパーニュのテロワールが極上、そしてプティ・シャンパーニュ、ボードリー、etc.・・・と続きます。高品質のコニャックを生産している蔵元では、だいたいグラン・シャンパーニュ、プティ・シャンパーニュ、ボードリーで獲れたブトウを使っています。
コニャックは、ベースとなる白ワイン(栽培地域別)を「シャランテ式」蒸留器で2度蒸留させて、まずアクアビットを造り、それを樽熟成させ、たくさんの古酒と新酒を調合のマエストロが巧みにブレンドして出来上がります。



私たちは3つの蔵元を訪ねました。

まず最初は、Remy Martin。
この蔵は街中ではなくちょっと郊外でした。



広い敷地に大きなウェアハウスがいくつも並んでいます。全部で27棟あるそうです。
建物が黒っぽいのですが、なぜだかご存知ですか?

それは、コニャックが樽熟成している間アルコールが蒸発しますが、それを食べて成長する黒カビがいるのです。このカビのせいで、貯蔵庫内の壁面や天井、外壁、また近くに生えている木の幹まで(!)何でも真っ黒けになってしまうのだそうです。

この黒カビが食べてしまう「アルコール分」は、愛情を込めて「天使の取り分」と呼ばれています。
Remy Martinでは、年間で6000樽分(1樽は350ℓ) が蒸発するので = 210万ℓ というのですから、天使も相当な「飲んべえ」ですよね・・・!

ここでは試飲で、ギンギンに冷えたV.S.O.P(一番若い酒が最低4年の樽熟成を経ている)をアペリティフとして、ぺペロンチーノが上にちょっと散らしてある白いクリームチーズと一緒にいただく、という粋な計らいを受けました。このちょっと変わったマリアージュがなんとも魅力的でおいしく、これはぜひホーム・パーティでもやってみたいなと思いました。

2軒目はHennessy。
この蔵元は、訪問客を出迎えたり試飲をするためのビルがシャランテ川のこちら側に、ウェアハウスが向こう側にというロケーションになっていて、わざわざ遊覧船で渡しをするという演出になっています。



この蔵元のすごいところは、なんと樽製造用に自分たちの森(!)を持っているということです。
コニャックの蔵元でも唯一です。
樽用のオークは通常樹齢100年以上だそうです・・・!

3番目に訪問したCamusは、先ほどのサブゾーンのひとつボードリーを自分たちのアイデンティティとしている蔵元です。また、コニャック5大蔵元の中で唯一の独立系企業でもあります。

この蔵元で、私たちはおもしろい体験をしました。
4つの異なるサブ・ゾーンからできたベースのコニャックをそれぞれ試飲し、ひとりひとりが自分の好きな調合の%を決め、なんと、自分たちのパーソナライズされた「コニャック」を造ったのです!



しかも、X.O.(エキストラ・オールド:一番若い酒が最低6年の樽熟成を経ている)!
ブレンドの割合はCamusの台帳に記録され、私たちはそれぞれ自分の登録番号をもらい、将来再び自分の調合したコニャックが欲しいと思えばまた注文できるんですって。キャーって感じですよね。



これは本当にとてもいい思い出になりました。
ミラノの自宅に持ち帰ったボトルは今、棚の上で静かに時が経つのを待っています。
私は自分が還暦を迎えたときにこれを開けようかな?と、密かに思っているのです・・・。



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