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Nobili Aromi - 高貴なアロマ -

みなさん、こんにちは。
お久しぶりです・・・。
2ヶ月ぶりでやっと戻ってきました。

今日は、少し前に「ピアチェンツァ」という、ミラノから車で一時間くらい南東に走ったところにあるワイン生産地で開催されたアロマティック・ワインのフェスティバル「Nobili Aromi」についてご報告しましょう。

アロマティック・ワインとはどういうワインをいうのでしょうか?

ブドウは、アロマティック、セミ・アロマティック、ノン・アロマティックと3種類に分けられます。
アロマティックなブドウは4種類で、モスカート、ゲビュルツトラミネール、ブラケット、マルヴァジア。
セミ・アロマティックなブドウは、ミューラー・トゥルガウ、ソビニョンブラン、プロセッコ、リースリングなどいろいろあります。
ノン・アロマティックなブドウは、シャルドネ、カベルネ、ネビオーロ、ピノ・ネーロなど、こちらもたくさんあります。

アロマティック・ワインとは、アロマティックなブドウやセミ・アロマティックなブドウからできたワインのことですね。

ピアチェンツァという場所は、アロマティック・ワインではマルヴァジアやモスカートが盛んに造られている地域で、特にマルヴァジア・ディ・カンディア・アロマティカが有名です。緩やかな丘陵地帯で古城が点在し、フランスのロワール地方を小規模にした感じ・・・といわれることもあります。

今回の「Nobili Aromi」という催しも、こじんまりとした美しいお城のひとつCastello di Corticelli(コルティチェッリ城)で開かれました。国内初のアロマティック・ワイン限定のフェスティバルでということで、全国から110以上のワイナリーが参加し、様々なアロマティック・ワインがずらりと並ぶ姿はやはり壮観でした。

この日は、イタリアにおけるワイン&醸造学の大御所、マリオ・フレゴーニ教授による「マルヴァジア」種についてのプレゼンテーションもありました。

それによると、マルヴァジアやモスカートはもともとギリシャから入ってきた品種で、マルヴァジアは現在イタリア国内で16種類あるそうです。 白が9種類、赤(黒ブドウ)が6種類、ピンク(赤紫)が1種類。
マルヴァジア・ディ・カンディア・アロマティカは白ブドウで、マルヴァジア種の中でも特に香りが高く、イタリア全土で1700ヘクタール栽培されているそうです。そして、そのうち約1000ヘクタールがピアチェンツァの「ヴァルティドーネ」という地域に集中しているというのですから、このブドウがいかにこの地に根付いているからわかります。

ピアチェンツァでは、マルヴァジアは伝統的にドライワインとしては微発泡性であるのが一般的です。それは地元の料理がサラミやプロシュートなど脂肪分の多い食物であることから、すっきりと酸味が利き、デリケートな炭酸が口の中の脂肪分をきれいに洗ってくれるようなワインが、食べ合わせのときもってこいだからです。 

しかし、ワイナリーの中には「La Tosa」のように微発泡性でないマルヴァジアの白ワイン造りを追求しているところもあります。La Tosaの挑戦は1990年以来続いており、彼らご自慢の「Sorriso di Cielo 2007」は、柑橘系からトロピカルまでフルーツ香が豊かな上、落ち着いた深みのある味わいでキレもしっかりしている素晴らしい出来のワインでした。

マルヴァジアはまたデザートワインとしてもよく醸造されます。
La Stoppaの「Vigna del Volta 2007」は、95%マルヴァジア・ディ・カンディア・アロマティカ、5%モスカートで、この日試飲したデザートワインの中でも、しっかりとしたボディとバランス、持続性という点で、ひと際光っていました。

そのほかに印象に残ったワインは、イタリア北部オーストリアと国境を接するアルト・アディジェ州で造られているケルナーです。 ケルナーというブドウの品種が、リースリングとスキアバの掛け合わせだとは知りませんでした。 リースリングはドイツの高貴な白ワイン品種ですね。スキアバというのはアルト・アディジェ地方の土着黒ブドウ品種で、寒さにとても強いのだそうです。 ケルナーは1923年にドイツで誕生しました。 熟成させるとリースリングの特色が出てくるのだそうです。 1981年にアルト・アディジェを大寒波が襲ったとき、唯一生き残ったブドウ品種がケルナーだったのだそうです。 なるほど、北海道でもケルナーが栽培されているのはこういうわけだったんですね・・・。
 

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