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試飲、あれこれ
みなさん、こんにちは。
すっかり御無沙汰してしまいました・・・。

今日は、最近顔を出したセミナーや試飲会についてお話したいと思います。

まず、1月末から3回にわたりAIS(イタリアソムリエ協会)ミラノ支部主催でフランスワインセミナーというのがありました。 フランスワインの主要な生産地域を掘り下げて勉強しようというもので、講師はミラノにあるフランスワイン専門のエノテカに務める2人の若いエキスパート、AnnaさんとVincentさんでした。

第1回目が、ロワール川周辺、ボルドー、仏南西地域。
第2回目が、シャンパーニュ、ローヌ川周辺、ボジョレー、ラングドック・ルシヨン地域。
第3回目が、ジュラ・サヴォワ地域、ブルゴーニュ、マコン。

毎回、セミナーの地域に合わせて6種類のワインを試飲しました。
その中で私の印象に強く残ったのは、この一本です。
ロワール川地域のSavenniere、Domaine Nicolas Joly: “Les Vieux Clos 2004"


Les Vieux Clos 2004


ブドウの種類はシェニン・ブラン100%。
グラスの中の輝くような黄金色にまず目を奪われました。 そして、香りもドライフルーツ、ハチミツ、エーテルなど熟成した良い香りがふんだんに感じられ、また口当たりも柔らかくビロードような舌触りであるにもかかわらず、酸味もきりりと利いており、しっかりとしたボディで余韻の非常に長い素晴らしいワインでした。

このNicolas Jolyという人は、バイオダイナミック農法を1984年から取り入れていた、この筋の第1人者だそうです。彼のワイン醸造哲学についての本も出ているらしいです。
確かに、Jolyさんの情熱と気配りがひしひしと感じられる個性的な一本でした。

しかも、Annaさんたちのエノテカでの小売価格は一本24ユーロというのですから、後日私がさっそく買いに走ったのはいうまでもありません・・・。



2月中旬には、イタリアワインの王と女王、バローロとバルバレスコの試飲会に行ってきました。
会場には14のワイナリーが出展していました。バローロは今年発売の2005年ものがほとんどあったのにたいし、バルバレスコは今年発売の2006年ものと、規定より一年長く熟成させた2005年ものとがありました。

この中で、特に印象的だったのは、
Michele Chiarloの“Barbaresco Asili 2006”。
Asiliはクリュ(特定の畑)の名前だそうです。
とてもうまくバランスのとれたエレガントで深みのある上品なワインでした。


そのあと、フランス・ルシヨン地方のワインの試飲会というのもありました。 これは、フランス食品振興会(Sopexa)が企画した催しで、さすがマーケティングに強いフランスだけあって、試飲会のコーディネートも断然要領よく、スマートです。
試飲会では各ワイナリーの出展ワインのリストがきちんと印刷された試飲ノートが、また同時に開催されたルシヨンワインのセミナーでは、カラーコピーのきちんとした資料本が参加者に配布されました。
「この人たち、本気で売り込もうとしてるな」と、彼らの気迫が伝わってきます。

ルシヨン地方というのは、フランス南部、ピレネー山脈を挟んでスペインと国境をなしている小さな地方で、デザートワインが特に有名な地域です。このタイプのワインは、Vin doux Naturel(ヴァン・ドゥー・ナテュレル)と呼ばれ、発酵中のある時点でアルコールを加えることで発酵を止め、残った糖分が甘さを出す、いわゆるリキュールワイン(酒精強化ワイン)です。

このタイプのワインにおいて、フランス国内生産量の80%をこの小さなルシヨン地域が占めるというのですから、その重要さがわかるというものです。

ルシヨン地域のヴァン・ドゥー・ナテュレルには5種類あります。

‐ Rivesaltes
‐ Maury
‐ Banyuls
‐ Banyuls Grand Cru
‐ Muscat de Rivesaltes

このうち、あるタイプは、発酵のあと大瓶に移して屋外に出し、ひと夏ふた冬を外で越させて酸化させ、そのあと樽熟成、さらに瓶熟成させて出来上がるものがあります。

つまり、例えば同じBanyulsでも、シンプルな酒精強化ワインと酸化させた酒精強化ワインタイプのものがあるということで、実際、Vignobles Daureというワイナリーの同じ2006年ものの2つのタイプを飲み比べてみましたが、

‐ AOC Banyuls Riamge Clos de Paulilles 2006
- AOC Banyuls Clos de Paulilles Cap Bear 2006

確かに前者はまだフレッシュな果実香(ラズベリー、ブルベリー、さくらんぼ、プラムなど)が前面に出ているのにたいし、後者のほうはドライフルーツやハチミツなどもっと熟成した香りで味にもより深みがありました。

Banyulsはチョコレートにとてもよく合うといわれており、近年人気上昇中です。


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| ソムリエ | 2009/02/26 2:50 AM |